実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
原始的な犬・スピッツ / 中型〜大型
シベリアン・ハスキー
Siberian Husky
柴犬など、昔の犬の姿を色濃く残す犬のグループです
体高 / JKC標準
50.5–60cm
- 体重
- 15.5–28kg 雄20.5-28・雌15.5-23(JKC標準。体の高さに見合った体重が求められます)
- 寿命の目安
- 12–15年 平均 11.3歳(アニコム家庭どうぶつ白書2024・2022年度)
- 運動量
- 60–120分/日 走れる環境が理想
- 被毛
- 中くらいの長さの二層の毛 柔らかく密な下毛の上に、まっすぐでなめらかな上毛が生えています
公認毛色 ブラックから純白までの全ての色(頭部の斑・他犬種にない特徴的な模様も認められる)
この犬種の食事の要点
運動量のわりに食が細い子が多く、少ない量でよく燃える体質です。消化がよく、しっかりエネルギーがとれるフードが昔から選ばれてきました。皮膚と毛を支える亜鉛や必須脂肪酸への関心も高い犬種です
- 亜鉛をうまく取り込めない体質からくる皮膚のトラブル(北の犬種で知られる広く知られている範囲の情報)
- 食の細い子の栄養が足りなくなる
- 夏バテで食欲が落ちる
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
誰にでも友好的で、走ることが仕事だった元気な犬。自分で判断して動きたがる子が多く、べたべた甘えるより自分の距離感を大切にする傾向があります。
暮らしの中では、夏の室温と散歩時間の管理・毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・毎日たっぷり体を動かす時間に手をかける時間が長くなります。
指示より自分の判断を優先しやすいことと毎日の運動量が多いことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 夏の室温と散歩時間の管理
- 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
- 毎日たっぷり体を動かす時間
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走ること、物を引くこと。長く動きつづける運動が向いています。日本の夏は早朝と夜だけにして、暑さ対策を徹底してください
- お手入れ
- 春と秋の毛が生えかわる時期は、ほぼ毎日ブラッシング。それ以外の時期も週2回が目安です。二層の毛を刈り込むのはやめてください
- トリミング
- 不要(バリカンで刈ると体温の調節がうまくいかなくなるので、やめてください)
解説
シベリアン・ハスキー
沿革
スピッツの仲間で、アラスカン・マラミュートやサモエドと近い関係にある古い犬種です。シベリア北東部のコリマ川流域で暮らすチュクチ族が飼っていました。冬はそりを引き、夏はボートを引いたり、狩りを手伝ったり。1911年のアムンゼンとスコットの南極探検や、ピアリーの北極点探検にも連れていかれています。1909年にアラスカのそりレースへ出場したことで、世界に名が知られました。名前は、しわがれた遠ぼえの声に由来します(JKC沿革より要約)。FCIの登録上、原産国はアメリカ合衆国です。
一般外貌
中型の働く犬で、足取りは軽くのびやか。ほどよく引き締まった体を十分な毛がおおい、耳はぴんと立ち、しっぽはブラシのよう。いかにも北の犬らしい姿です。軽い荷物を引いて、長い距離を一定の速さで進むための体つきで、力と速さと粘り強さのバランスがとれています。骨が太すぎたり体重が重すぎたりするのは、犬種標準では減点の対象です(JKC)。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「友好的で優しいが、また用心深く外向的でもある。警備犬の資質を見せることや、過剰に見知らぬものを疑ったり、他の犬に攻撃的であったりすることはない。利口で、従順または熱心な性格は、好ましい家庭犬及び作業犬となる」(出典: JKCシベリアン・ハスキーページ 2026-07-10確認)。 だれにでも人なつこいので、番犬にはまったく向きません。犬同士は得意なほうですが、猫や小さな動物には狩りの本能が出ます。
自分で考えて動く犬で、必要な運動量は「走るのが仕事」というレベル。退屈させると、物を壊す・遠ぼえする・脱走するという形で返ってきます。吠えることは少ないかわりに、遠ぼえのバリエーションが実に豊かです。
ケアのポイント
毛が生えかわる時期の抜け毛は、犬のなかでも最大級です。家でのブラッシングと、サロンでの換毛期のケア。この2本立てで乗りきってください。バリカンで刈るのはやめましょう。
暑さへの強さは最低クラス。夏の運動と室温の管理が、この犬にとっては命綱です。
そして運動。足りないことが、この犬種のあらゆる問題行動の始まりになります。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。