実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
ポインター・セター / 大型
アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター
Irish Red and White Setter
鳥を見つけ、その場所を静かに人に知らせてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
57–66cm
- 体重
- 25–32kg 約25-32(一般値。スタンダードに体重の決まりなし)
- 寿命の目安
- 11–13年 個体差があります
- 運動量
- 90–120分/日 自由運動+探索
- 被毛
- 一層だけの中くらいの長さの毛 ぺたりと寝た絹のような手ざわりで、後ろ足のうしろ・胸・しっぽに飾り毛(フェザリング)が伸びます
公認毛色 ホワイト地にくっきりしたレッドの単色斑(両色とも鮮明で光沢)・顔周り・四肢のフレッキング(斑点)は許容
この犬種の食事の要点
よく動く猟犬なので、その日の運動量に見合った量をあげてください。胸が深い体型に近いため、一度にどっさり食べさせることと、食後すぐの激しい運動は避けましょう。胃がふくらんでねじれる胃捻転(GDV)を防ぐためです
- 運動量に対して足りない・多すぎる
- 胸が深い体型で胃がふくらんでねじれる胃捻転(GDV)
- しつけのおやつで積み上がるカロリー
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
ここに挙げるのは、この犬種で知られている遺伝の病気と、大型の猟犬に多い傾向です。どれも「そうなる」と決まった話ではありません。 この犬種ならではの遺伝の病気に**CLAD(犬白血球接着不全症/canine leukocyte adhesion deficiency)**があります。ばい菌と戦う細胞がうまく働かず、感染症にとても弱くなる病気です。子犬のころに感染をくり返すことで気づきます。遺伝子検査をすれば、病気を持ち運ぶ親(保因者)かどうかが分かります(このデータベースには未収載のため本文で表記)。 この犬でいちばん手をかけるべきは運動です。1日90〜120分。そこに思いきり走らせる時間と、投げたものを探して持ってこさせる遊びを足してください。「探したい」という気持ちを満たしてやることが要ります。 毛の手入れは週に2〜3回のブラッシングで、飾り毛(フェザリング)が毛玉にならないように。足の裏と耳のまわりは、伸びたぶんを部分的に整えます。 垂れ耳に飾り毛が重なるので、耳の中は蒸れます。風通しと汚れのチェックを習慣に。胸が深い体型に近いため、一度にどっさり食べさせることと、食後すぐの運動は避けてください。
遺伝子検査で調べられるものCLAD(感染に弱くなる病気)の遺伝子検査(一般値)/rcd1型の進行性網膜萎縮(PRA)の遺伝子検査(一般値)/フォン・ヴィレブランド病(血が止まりにくい病気)の遺伝子検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
人が好きで覚えが早い、走ることを求める猟犬。人に会うのが好きな子が多く、子どもにもおおらかに接する傾向があります。
暮らしの中では、毎日たっぷり体を動かす時間・音と広さに余裕のある住環境に手をかける時間が長くなります。
毎日の運動量が多いことと住まいに広さと音の条件がつくことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 毎日たっぷり体を動かす時間
- 音と広さに余裕のある住環境
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走ることと、においで探すこと。スタミナがあるので、思いきり走れる場所での自由運動や、投げたものを持ってこさせる遊びを好みます
- お手入れ
- ブラッシングは週に2〜3回。飾り毛(フェザリング)が毛玉になっていないかを、そのつど見てください。垂れ耳なので、耳の中の風通しと汚れも定期的に確かめましょう
- トリミング
- 不要(飾り毛・足の裏・耳のまわりを部分的に整えるだけで足ります)
解説
アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター
沿革
アイルランド生まれのセターです。犬種として形になったのはおそらく17世紀の後半で、全身が赤いアイリッシュ・セター(レッド・セター)より歴史は古いとされます。
19世紀の終わりごろには、絶滅が心配されるほど数を減らしました。それでも「1920年代にこの犬種を復活させる努力がなされ」、1944年までには自分たちのクラブを持つところまで戻ります。1981年には専門の団体(アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター・フィールド・アンド・ショー・ソサエティー)ができ、いまは世界に広がりました(JKC沿革より要約)。
一般外貌
がっしりして、つりあいの取れた大型の猟犬(ガンドッグ)です。JKC標準は「強健で、バランスが取れ、重々しくなく、均整がとれている。飾っているというよりも、筋骨たくましい」としています。
毛はぺたりと寝た絹のような手ざわりで、後ろ足のうしろ・胸・しっぽに飾り毛(フェザリング)が伸びます。毛色は白地に、くっきりした赤いぶちが入るもの。どちらの色も鮮やかでつやがあることが求められ、顔まわりや脚に散る細かい斑点(フレッキング)は認められています。耳は垂れ耳です。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「誇り高く、鋭敏で、理解力がある。優しく、友好的な態度を示す」。加えて猟犬として「決断力、勇気、大胆さ」を備え、全体に「友好的で、信頼がおけ、訓練しやすいガンドッグ」とされる(出典: JKCアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターページ 2026-07-14確認)。 人が好きで、教えたことをよく覚える犬です。そのぶん求める運動量はとても大きく、野で働けるスタミナを出しきらせる必要があります。運動が足りないと、退屈からくるいたずらや困った行動が出やすくなります。※性格スコアは一般値。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。