犬猫小町(準備中)
PLATE 120 · 7G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

ポインター・セター / 大型

アイリッシュ・セター

Irish Setter

FCINo.120グループ7G ポインター・セター原産アイルランド更新2026.07.14別名レッド・セター(Red Setter)とも。単色赤が基本(アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターは別犬種)

鳥を見つけ、その場所を静かに人に知らせてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

62–67cm

020406080cm
体重
25–34kg
雄約29-34 / 雌約25-29(一般値・犬種標準に体重の決まりはありません)
寿命の目安
12–15
個体差があります
運動量
60–120分/日
被毛
一枚だけの中〜長い毛
(シングルコート)。頭と前足の前側は短く細かい毛で、体・耳・後ろ足の裏側・胸の下・しっぽには長い飾り毛が流れます

公認毛色 リッチ・チェスナット(栗赤〜マホガニー・ブラックのトレースなし)※胸・喉・指・鼻筋の小さな白斑は許容

この犬種の食事の要点

よく動く犬なので、必要なカロリーは多めです。ただし子犬のうちは、急に大きくしないゆっくりした育て方が基本。

胸が深い体型なので、胃がねじれる事故にも警戒がいります。早食いをさせない、1日の食事を数回に分ける、食べた直後の運動は避ける。この3つが食事管理の柱です

  • 胃がねじれる事故(早食い・1回にたくさん・食後の運動)
  • よく動く時期のカロリー不足
  • 中年以降に甲状腺のはたらきが落ちて太る
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張捻転症候群(GDV)
気づきのサイン胃が大きくふくらんでねじれてしまう、命に関わる緊急のトラブル。胸の深い大型犬に起こりやすく、この犬種は代表格とされます。吐こうとしても何も出ない、おなかが急に張る、そわそわして落ち着かない——迷わず夜間救急へ
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進行性網膜萎縮(PRA)
気づきのサイン目の奥の膜が少しずつ傷んで、見えなくなっていく病気。この犬種では早い時期に出るrcd1型が古くから知られ、遺伝子検査も用意されています(一般値)。夜や薄暗い場所で動けなくなる、物にぶつかる。このあたりが最初のサインです
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特発性てんかん
気づきのサイン原因のはっきりしないけいれん発作。若いうちから中年にかけて始まります。よだれを流す、体がこわばる、けいれんする。発作の様子をスマホで撮っておくと、診断の大きな助けになります
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股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気で、大型犬に多く見られます。育ちざかりの歩き方のぎこちなさ、おすわりで足を横に投げ出す、立ち上がるのをいやがる。心あたりがあれば動物病院で相談してください
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甲状腺機能低下症
気づきのサインのどにある甲状腺のはたらきが弱くなる病気で、中年以降に増えます。食べる量は変わらないのに太る、左右対称に毛が薄くなる、寒がる、元気がない。血液検査で分かります
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外耳炎
気づきのサイン耳が垂れているうえによく動く犬なので、耳の中が蒸れます。頭をぶるぶる振る、耳がにおう、しきりにかく——そんなときは耳をのぞいてみてください
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麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと胸が深い大型犬で胃がねじれる病気(胃拡張捻転)が起きやすいため、避妊去勢などで麻酔をかける機会に、胃を腹壁に固定する手術を一緒にするか獣医師と相談してください

遺伝子検査で調べられるもの目が見えなくなるrcd1型PRAの遺伝子検査(この犬種向けに提供あり・一般値)/細菌に負けやすくなるCLAD(犬白血球接着不全症)の遺伝子検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

陽気で人が大好きな、有り余る元気の発散が要る犬。家族にも来客にも人なつこい子が多く、人に会うのが好きな傾向があります。

暮らしの中では、毎日たっぷり体を動かす時間・留守番を長くしすぎない工夫・体格に見合った運動と体重の管理に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 毎日たっぷり体を動かす時間
  • 留守番を長くしすぎない工夫
  • 体格に見合った運動と体重の管理

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性4
犬同士の相性4
ほかの動物との相性3
人なつこさ4
活発さ5
吠えやすさ3
しつけやすさ3
初めての飼い主向き2

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ2
暑さへの強さ3
寒さへの強さ3
サロン依存度3
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性2
留守番への耐性2
運動量の目安5
運動のタイプ
走る、投げたものを持ってくる、においをたどる。この3つが大好きです。ありあまる元気を出しきらせてください
お手入れ
長い飾り毛は毛玉になりやすいので、ブラッシングは週2〜3回。耳が垂れているうえによく動く犬なので、耳の中も定期的にのぞいて確かめてください
トリミング
部分的に必要(長い飾り毛と足まわりを整えます。4〜8週ごとが目安)

解説

アイリッシュ・セター

沿革

アイルランドで、鉄砲を使う鳥猟の相棒として作られた犬です。長い年月をかけて、丈夫で頭がよく、よく働き、しかも長く動きつづけられる犬へと磨かれました。1882年にアイリッシュ・レッド・セター・クラブができ、そこから世界へ広まっています(JKC沿革より要約)。つやのある栗赤の毛から「レッド・セター」の愛称でも呼ばれます。

一般外貌

JKC標準の一般外貌:「レーシーで、運動能力が高く、優しい表情をし、バランスと釣り合いが取れている」(出典: JKCアイリッシュ・セターページ 2026-07-14確認)。すらりと引き締まった大型の猟犬で、耳は垂れています。頭と前足の前側の毛は短く細かく、体・耳・後ろ足の裏側・胸の下・しっぽには長い飾り毛が流れます。公認されている毛色は栗赤からマホガニーまでのリッチ・チェスナット一色。黒い差し毛は認められません。胸・のど・指・鼻すじの小さな白い斑は許されます。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「鋭敏且つ、利口で、エネルギーに溢れ、愛情深く、誠実である」(出典: JKCアイリッシュ・セターページ 2026-07-14確認)。 陽気で人が大好き、家族への愛情がまっすぐな犬です。知らない相手にもしっぽを振るので、番犬には向きません。

そのかわり、体にみなぎる元気の量がすさまじい。おとなになっても子どもっぽさが抜けない子が多いです。運動が足りない、退屈——それはそのまま、物を壊す・吠えつづけるという形で出てきます。たっぷり歩けて、頭を使う課題まで用意できる家庭向き。人が好きなぶん、長い留守番も苦手です。

ケアのポイント

この犬にまず必要なのは、体を動かす時間です。1日60〜120分。そこへ、投げたものを持ってこさせる遊びや、においをたどる課題を足してください。体と頭の両方を使うと気持ちが落ち着きます。

長い飾り毛(フェザリング)は毛玉になりやすいので、ブラッシングは週2〜3回。足まわりと耳の飾り毛は、4〜8週ごとに整えてもらいましょう。

胸が深い体型なので、胃がねじれる事故への備えがいります。早食いをさせない、1日の食事を数回に分ける、食べた直後の激しい運動は避ける。この3つを毎日の習慣に。

垂れ耳の中のチェックも忘れずに。

出典

4

  1. 01レーシーで、運動能力が高く、優しい表情をし、バランスと釣り合いが取れている
    出典サイト ↗
  2. 02アイリッシュ・セター/ゴードン・セター(疫学的関連)
  3. 03アイリッシュ・セター(疫学的関連)
    PubMed (PMID 36217196) ↗
  4. 04akc.org
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。