犬猫小町(準備中)
PLATE 81 · 9G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

愛玩犬 / 超小型〜小型

ベルジアン・グリフォン

Belgian Griffon

FCINo.81グループ9G 愛玩犬原産ベルギー更新2026.07.14別名Griffon Belge / グリフォン・ベルジュ短頭種

仕事よりも、人のそばにいることを役目にしてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

3.5–6cm

020406080cm
体重
3.5–6kg
3.5-6(雌雄区分なし・JKC標準)
寿命の目安
12–15
個体差があります
運動量
20–40分/日
被毛
かたくてごわごわした毛
(粗剛毛。ラフ/ワイヤーコートとも呼びます)。鼻先の短い短頭種で、眉と口ひげのような飾り毛があり、人の顔のような表情に見えます

公認毛色 ブラック・ブラック・アンド・タン

この犬種の食事の要点

口が小さいので、粒の小さいフードが食べやすいです。鼻先が短く歯がぎゅっと並んでいるぶん歯周病になりやすいため、歯みがきとセットで考えてください。よく動く犬種ではないので、量を決めて与えないと体重が増えます

  • 歯が密に並んでいて歯周病になりやすい(超小型・短頭)
  • 運動量のわりに食べすぎて太る
  • 鼻先が短く、早食いで空気も一緒に飲みこみやすい
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

キアリ様奇形・脊髄空洞症(CM/SM)
気づきのサイン頭のうしろの骨が狭く、脊髄に水がたまってしまう病気。この犬種群でとくに多く報告されています(研究では奇形65%・空洞症52%)。首や肩を、体に届いていないのにかこうとする「エアスクラッチ」が特徴的なしぐさです。首を痛がって鳴く、ふらつくといった様子も出ます。MRIで調べます(広く知られている範囲の情報)
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短頭種気道症候群(BOAS)
気づきのサイン鼻先が短いために息の通り道が狭くなる状態。いびき、ガーガーという呼吸音、運動や暑さにすぐバテる。夏はとくに呼吸の様子を見てあげてください
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膝蓋骨脱臼
気づきのサインひざのお皿の骨が外れる病気で、小さな犬に多く見られます。後ろ足を一瞬だけ上げてケンケンする、スキップのような歩き方をする——これが見つけやすいサインです
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角膜潰瘍
気づきのサイン目の表面(角膜)に傷ができた状態。目が大きく前に出ているぶん、ぶつけたりこすったりしやすいのです。目を痛がる、涙が多い、白目が赤い、黒目が白くにごる。どれも受診の合図
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白内障
気づきのサイン目のレンズが白くにごる病気。中高齢になると増え、物によくつまずくようになります。遺伝によるものの報告もあるので、定期的に目を診てもらいましょう
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股関節形成不全/レッグ・カルベ・ペルテス病
気づきのサインどちらも足のつけ根の関節のトラブル。育ちざかりから足を引きずる、後ろ足をうまく使えない様子で気づきます。小さな犬では、太ももの骨の頭に血が届かなくなるペルテス病にも気をつけてください
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麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと鼻とのどの空気の通り道が狭く、麻酔中や覚めるときにふさがりやすい犬種です。体温も下がりやすく、キアリ様奇形がある子は神経の検査も要るので、手術の予定は予約時に犬種名を伝えてください

※以下はグリフォン群(ブリュッセル/ベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソン)に共通して知られる傾向です。必ずかかるという話ではなく、動物病院へ行くかどうかを決める材料として読んでください。 KBには収載していませんが、この犬種で知られている傾向がもう少しあります。お産が重くなりやすいこと(頭が大きく帝王切開になりがち)、生まれつき上あごが割れている口蓋裂、まぶたの内側から毛が生える遠位睫毛(ディスティキアシス)。いずれも断定ではありません。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

飼い主に強く甘え、来客や物音によく反応する犬。気づいたことを声で知らせようとする子が多く、家族との時間を大切にする傾向があります。

暮らしの中では、歯みがきの習慣づけ・夏の暑さ対策・留守番を長くしすぎない工夫に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、よく声を出すことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 歯みがきの習慣づけ
  • 夏の暑さ対策
  • 留守番を長くしすぎない工夫

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性3
犬同士の相性3
ほかの動物との相性3
人なつこさ2
活発さ3
吠えやすさ4
しつけやすさ3
初めての飼い主向き3

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ3
暑さへの強さ2
寒さへの強さ3
サロン依存度3
デンタルケア優先度4
集合住宅への適性4
留守番への耐性2
運動量の目安2
運動のタイプ
散歩と室内遊びが中心。鼻先が短い犬なので、暑い時間帯とはげしい運動は避けてください。短い遊びを何度かに分けるほうが体にやさしいです
お手入れ
ごわごわした毛はからまりやすいので、ブラッシングは週に数回。抜けた毛を取りのぞいてください。眉と口ひげの飾り毛は汚れがたまりやすい場所です。ここを拭くついでに、目が赤くないか、しきりにこすっていないかを見ておきましょう
トリミング
任意(本来のごわごわした毛質を保つなら、古い毛を抜くお手入れ〈ハンドストリッピング〉が向きます。バリカンで刈ると毛質が変わってしまいます)

解説

ベルジアン・グリフォン

沿革

ブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソンの3犬種は、何世紀も前からブリュッセル周辺にいた「Smousje(スムージェ)」という小型の粗毛の犬を共通の祖先にしています。馬小屋でネズミを捕る役目も持っていた犬でした。19世紀にルビー色のキング・チャールズ・スパニエルパグをかけ合わせて、いまの姿になっています(JKC沿革より要約)。

3犬種のちがいは毛と毛色だけ。ベルジアン・グリフォンは、ごわごわした毛でブラックまたはブラック・アンド・タンのタイプにあたります。

一般外貌

小さな伴侶犬で、体は横から見るとほぼ正方形。小さいながらがっしりしていて、誇り高く、まわりをよく見ています(JKC標準)。鼻先が短く、大きくて丸い目と、眉・口ひげのような飾り毛がつくる「人間味あふれる表情」がこの犬種群の象徴です。毛はかたくてごわごわしたタイプ。毛色はブラック、またはブラック・アンド・タン。レッドのブリュッセル・グリフォンとは、この毛色で見分けます。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「注意深く、誇り高く、飼い主に対してたいへん愛情深い。警戒心が強い。臆病でもなければ、攻撃的でもない」(出典: JKCベルジアン・グリフォンページ 2026-07-14確認)。 飼い主にべったり寄りそう犬です。家の中でも後をついて回るので、長い留守番は苦手。警戒心が強く、物音や来客に反応して吠えることがあります。

理解力はありますが、誇り高くて敏感な面もあります。強く叱るより、静かに、いつも同じルールで教えるほうが伝わります。日本ではあまり見かけない犬種です。

ケアのポイント

この犬でいちばん気をつけたいのは暑さです。鼻先が短く、体の熱を逃がすのが苦手なので、蒸し暑い日と、はげしい運動は避けてください。

毛のお手入れはブラッシングが週に数回。からまりと抜け毛を取りのぞきます。本来のごわごわした毛質を保ちたいなら、バリカンで刈るより古い毛を抜くハンドストリッピングが向きます。

大きな目は傷や乾燥に弱い場所です。眉と口ひげの飾り毛、目のまわりを清潔にして、赤み・涙・にごりに早く気づいてあげてください。体が小さく歯が密に並んでいるので、歯みがきの優先度も高めです。

飼い主にべったりのぶん、ひとりが苦手になりやすい犬でもあります。留守番は少しずつ時間をのばして慣らしましょう。

出典

3

  1. 01小型の番犬及びコンパニオン
    出典サイト ↗
  2. 02pmc.ncbi.nlm.nih.gov
    出典サイト ↗
  3. 03飼い主にたいへん愛情深い

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。