犬猫小町(準備中)
PLATE 80 · 9G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

愛玩犬 / 超小型〜小型

ブリュッセル・グリフォン

Brussels Griffon

FCINo.80グループ9G 愛玩犬原産ベルギー更新2026.07.14別名Griffon Bruxellois / グリフォン・ブリュッセロア短頭種

仕事よりも、人のそばにいることを役目にしてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

3.5–6cm

020406080cm
体重
3.5–6kg
3.5-6(雄と雌の区別なし・JKC標準)
寿命の目安
12–15
個体差があります
運動量
20–40分/日
被毛
かたくてゴワゴワした毛
(ワイヤーコート)。鼻先が短く、眉毛と口ひげのような飾り毛のせいで、どこか人間くさい顔つきになります

公認毛色 レッド(赤みがかった色。頭部の飾り毛に僅かなブラックが入ってもよい)

この犬種の食事の要点

口が小さいので、粒の小さいフードが食べやすいです。鼻先が短いぶん口の中に歯がぎゅっと並んでいて、歯周病になりやすい犬種。

フード選びと歯みがきはセットで考えてください。動く量は多くないので、与えすぎるとすぐ太ります

  • 歯が密に並んでいて歯周病になりやすい
  • 動く量のわりに食べすぎて太る
  • 鼻先が短く、早食いで空気を飲みこみやすい
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

キアリ様奇形・脊髄空洞症(CM/SM)
気づきのサイン頭のうしろの骨が狭く、脊髄に空洞ができる病気。この犬種でとくに多く報告があります(研究では奇形65%・空洞症52%)。首や肩を、実際には触れずにかく「エアスクラッチ」、首を痛がって鳴く、ふらつく。診断はMRIで行います(広く知られている範囲の情報)
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短頭種気道症候群(BOAS)
気づきのサイン鼻先が短いために空気の通り道が狭くなる状態です。いびき、ガーガーという音、運動や暑さにすぐバテる。夏場の呼吸のしかたを、毎日見てあげてください
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膝蓋骨脱臼
気づきのサインひざのお皿がずれるトラブルで、小さな犬に多いです。後ろ足を一瞬だけ上げてケンケンする、スキップのような歩き方——このあたりが最初のサインです
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角膜潰瘍
気づきのサイン目が大きく前に出ているので、目の表面を傷つけやすい犬種。目を痛がる、涙が増える、白目が赤い、黒目が白くにごる。目のトラブルは進みが速いので、その日のうちに動物病院へ
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白内障
気づきのサイン目の中のレンズが白くにごる病気。中高齢で瞳が白くなり、つまずくようになります。遺伝によるものも報告があるので、定期的に目を診てもらいましょう
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股関節形成不全/レッグ・カルベ・ペルテス病
気づきのサインどちらも後ろ足のつけ根の関節の病気です。成長期から足を引きずる、後ろ足をうまく使えない。小さな犬では、太ももの骨の先に血が届かなくなるペルテス病も起こります
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麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと鼻が短く、麻酔でのどや鼻の空気の通り道がふさがりやすい犬種です。手術の前後は呼吸と体温の見守りが要り、キアリ様奇形がある子は神経の検査も必要なので、予約時に犬種を伝えてください

※以下はグリフォンの仲間(ブリュッセル/ベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソン)に共通して知られる傾向です。断定ではなく、受診するかどうかの判断材料として読んでください。 このサイトに疾患ページはまだありませんが、この犬種で知られる傾向として、頭が大きいため出産が難しく帝王切開になりやすいこと、生まれつき上あごに割れ目があること(口蓋裂)、まぶたの内側から毛が生えること(遠位睫毛)があります。いずれも断定はしません。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

飼い主にべったりなつく、用心深くて誇り高い犬。気づいたことを声で知らせようとする子が多く、家族にべったり甘えたがる傾向があります。

暮らしの中では、歯みがきの習慣づけ・夏の暑さ対策・留守番を長くしすぎない工夫に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、よく声を出すことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 歯みがきの習慣づけ
  • 夏の暑さ対策
  • 留守番を長くしすぎない工夫

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性3
犬同士の相性3
ほかの動物との相性3
人なつこさ2
活発さ3
吠えやすさ4
しつけやすさ3
初めての飼い主向き3

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ3
暑さへの強さ2
寒さへの強さ3
サロン依存度3
デンタルケア優先度4
集合住宅への適性4
留守番への耐性2
運動量の目安2
運動のタイプ
散歩と室内遊びが中心です。鼻先が短く暑さと激しい運動に弱いので、短い時間の遊びをこまめに。それで十分に満たされます
お手入れ
ゴワゴワした毛は、週に数回ブラッシングしてもつれと抜けた毛を取りのぞきます。眉と口ひげの飾り毛は汚れがつきやすいので、顔まわりはこまめに。ついでに目が赤くないか、しきりにこすっていないかも見てください
トリミング
任意(本来の毛質を保つなら、毛を手で抜いて整える方法がおすすめです。バリカンで刈ると毛質が変わってしまいます)

解説

ブリュッセル・グリフォン

沿革

ブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォンプチ・ブラバンソンの3犬種は、何世紀も前からブリュッセル周辺にいた「Smousje(スムージェ)」という小型のゴワゴワ毛の犬を共通の祖先にしています。厩舎(きゅうしゃ)でネズミを捕るのが仕事でした。19世紀に、ルビー色のキング・チャールズ・スパニエルパグの血を入れて、いまの姿に近づいていきます。1883年、「Topsy」と「Foxine」の2頭がベルギー・ケネルクラブの血統登録簿に初めて載りました。ベルギー王室が関心を寄せたこともあり、1900年ごろには人気の犬種に(JKC沿革より要約)。この中で、ゴワゴワした毛で毛色がレッドのタイプが、ブリュッセル・グリフォンです。

一般外貌

小さな伴侶犬で、体つきはほぼ正方形。小柄ながらがっしりして、誇り高く、まわりをよく見ています(JKC標準)。鼻先が短く、大きくまん丸の目と、しゃくれ気味のあご。そこに眉毛と口ひげのような飾り毛が加わって、「人間味あふれる表情」ができあがります。これがこの犬種たちの看板です。毛はかたくゴワゴワしていて、色はレッド(赤みがかった色)。頭の飾り毛に少しだけ黒が入るのは認められています。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「バランスの取れた小型の犬である。注意深く、誇り高く、飼い主に対してたいへん愛情深い。警戒心が強い。臆病でもなければ、攻撃的でもない」(出典: JKCブリュッセル・グリフォンページ 2026-07-14確認)。

とにかく飼い主にべったりです。トイレまでついてくるような後追いをするので、長時間の留守番は苦手。用心深く、物音や来客にも吠えて反応します。

物わかりはいいのですが、誇り高くて繊細です。強く叱るやり方は向きません。穏やかに、いつも同じルールで教えてください。日本ではあまり見かけない犬種です。

ケアのポイント

ゴワゴワした毛は週に数回ブラッシングして、もつれと抜けた毛を取ります。本来の毛質を保ちたいなら、バリカンで刈るより手で抜いて整えるほうが向いています。

いちばん優先してほしいのは暑さ対策です。鼻先が短いぶん体の熱を逃がしにくく、高温多湿と激しい運動は危険。夏はエアコンを切らないでください。

大きな目は傷にも乾燥にも弱いところ。眉と口ひげの飾り毛、それに目のまわりを清潔に保って、変化に早く気づけるようにしましょう。体が小さく口の中に歯が密に並ぶので、歯みがきの優先度も高めです。

べったり気質なので、ひとりの時間が苦手になりがち。留守番は少しずつ時間をのばして慣らしてください。

出典

3

  1. 01小型の番犬及びコンパニオン
    出典サイト ↗
  2. 02pmc.ncbi.nlm.nih.gov
    出典サイト ↗
  3. 03飼い主にたいへん愛情深い

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。