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愛玩犬 / 小型
キング・チャールズ・スパニエル
King Charles Spaniel
仕事よりも、人のそばにいることを役目にしてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
25–30cm
- 体重
- 3.6–6.3kg 3.6-6.3(JKC/FCIスタンダード)
- 寿命の目安
- 10–13年 個体差があります
- 運動量
- 20–40分/日 室内遊び併用
- 被毛
- 一層だけの長毛 (絹のような手ざわりで、まっすぐ〜ゆるく波打ちます。耳・胸・脚・しっぽに豊かな飾り毛がつきます)
公認毛色 ブラック&タン・トライカラー(プリンス・チャールズ)・ブレンハイム(ホワイト×赤茶)・ルビー
この犬種の食事の要点
運動量の少ない犬なので、太らせないことがいちばんのテーマです。鼻先が短いぶん、大きい粒や平らな形のフードは食べにくいことがあります
- 運動量が少なく太りやすい
- 鼻先が短くて食べにくい粒がある
- 小型犬に多い歯周病
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
以下は犬種の傾向として知られているもので、必ずかかるわけではありません。心臓・目・関節の定期健診で早めに把握しておきましょう。鼻先が短い犬種ならではの配慮もいります。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
明るく穏やかで、人のそばにいたがる甘えん坊。家の中でのんびり過ごすのが好きな子が多く、あまり吠えない傾向があります。
暮らしの中では、歯みがきの習慣づけ・夏の暑さ対策・留守番を長くしすぎない工夫に手をかける時間が長くなります。
初めて犬を迎える家庭でも比較的迎えやすいとされる犬種です。そのうえで、歯みがきの習慣づけはこの先ずっと続くことだと考えておくと安心です。
- 歯みがきの習慣づけ
- 夏の暑さ対策
- 留守番を長くしすぎない工夫
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 短い散歩と、室内でのおだやかな遊びで足ります
- お手入れ
- 絹のような毛は、飾り毛と耳のまわりがもつれます。定期的にブラシを入れてください。垂れ耳の中に風を通すこと、顔まわりと涙やけを拭くことも日課です
- トリミング
- 基本は不要(おしりまわりと足裏の衛生カットくらい)
解説
キング・チャールズ・スパニエル
イギリス生まれの愛玩犬です。JKCでは9G(愛玩犬)、FCI No.128。よく似た名前の**キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(FCI No.136)とは別の犬種**なので気をつけてください。こちらの「キング・チャールズ・スパニエル」はアメリカでは English Toy Spaniel と呼ばれ、キャバリアより小さく、頭が丸くドーム型で、鼻先が短いのが特徴です。
沿革
17世紀イギリスのチャールズ一世・二世に愛されたことから、この時代に生まれた犬だと思われがちです。実際にはさらに百年ほどさかのぼるといわれます。
祖先はフランスの胴の長いスパニエルで、ブレンハイム(白と茶)の系統が土台と考えられています。鼻先が短いことからパグや狆などアジアの犬が混ざったという説もありますが、17〜18世紀の絵ではまだ鼻先が長く描かれており、短くなったのは後の時代とみられます。
チャールズ一世はとくに熱をあげ、「チャールズの犬から通行税を取ってはならない」という政令まで出しました。かつてはブラック・タン、プリンス・チャールズ(トライカラー)、ブレンハイム、ルビーと毛色ごとに分かれていましたが、いまはまとめてキング・チャールズ・スパニエルと呼ばれます(JKC沿革より要約)。
一般外貌
JKC標準は「洗練され、コンパクトで、コビー(ずんぐり)である」と記しています。丸くドーム型に盛り上がった頭と、短い鼻先(短頭)が特徴です。
絹のような長い毛は、耳・胸・脚・しっぽに豊かな飾り毛をつくります。認められている毛色はブラック&タン、トライカラー(プリンス・チャールズ)、ブレンハイム(白地に赤茶の斑)、ルビー(赤茶の一色)。体高に決まりはなく、体重3.6-6.3kgで示されます。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「明るく、理解力のあるトイ・スパニエルであり、明瞭なドーム型の頭部を持つ。控えめで、穏やかで愛情深い」(出典: JKCキング・チャールズ・スパニエルページ 2026-07-14確認)。AKC も「bright, loving, and willing to please」と記しています。 ひざの上でおだやかに過ごす犬です。必要な運動量は少なく、マンションでもよく暮らせます。家族への愛着が強いぶん、長い留守番は苦手な子が多め。控えめな性格で、初対面の相手にはやや慎重です。
ケアのポイント
運動はそれほどいりません。そのかわり体重管理が大事です。鼻先が短く、太ると暑さに弱くなります。夏の熱中症対策とセットで考えてください。
絹のような毛は、飾り毛がもつれます。定期的にブラシを入れて、垂れ耳の中にも風を通しましょう。
目が前に出ているので、傷をつくりやすい犬です。目をしょぼしょぼさせる、涙が増える。気づいたら早めに受診してください。
小型犬なので歯周病のリスクは高め。歯みがきは優先度の高い日課です。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。