犬猫小町(準備中)
PLATE 82 · 9G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

愛玩犬 / 超小型〜小型

プチ・ブラバンソン

Petit Brabancon

FCINo.82グループ9G 愛玩犬原産ベルギー更新2026.07.14別名Brabançon / スムース・グリフォン(スムースコートのグリフォン群)短頭種

仕事よりも、人のそばにいることを役目にしてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

3.5–6cm

020406080cm
体重
3.5–6kg
3.5-6(雌雄区分なし・JKC標準)
寿命の目安
12–15
個体差があります
運動量
20–40分/日
被毛
短毛のシングルコート
(下毛のない一層・スムース)。鼻先が短く、人の顔のような表情をしています

公認毛色 レッド・ブラック・ブラック・アンド・タン(グリフォン群と同色が許容)

この犬種の食事の要点

口が小さいので、超小型犬向けの小さい粒だと食べやすいです。鼻先が短く口の中に歯がぎゅうぎゅうに並ぶため、歯周病が進みやすい犬種。

歯みがきとセットで考えてください。よく動くタイプではないので、食事の量はきちんと決めて太らせないように

  • 歯がぎゅうぎゅうで歯周病になりやすい
  • 運動量のわりに食べすぎて太る
  • 早食いで空気まで飲みこむ
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

キアリ様奇形・脊髄空洞症(CM/SM)
気づきのサイン頭のうしろの骨が小さく脳がおさまりきらない状態と、それにともなって脊髄に水がたまる病気。この犬種群にはとくに多く報告されています(研究では奇形が65%、空洞症が52%)。首や肩を、体にとどいていないのにかくしぐさ(エアスクラッチ)、首を痛がって鳴く、ふらつく。診断にはMRIが必要です(広く知られている範囲の情報)
くわしく見る →
短頭種気道症候群(BOAS)
気づきのサイン鼻先が短いために、空気の通り道が狭くなる状態。いびき、ガーガーという音、少し動いただけで苦しそう。夏は呼吸のようすをよく見てあげてください
くわしく見る →
膝蓋骨脱臼
気づきのサインひざのお皿の骨が横にずれる病気。小さい犬に多く見られます。後ろ足を上げてケンケンする、歩いていて急にスキップする。このしぐさが手がかり
くわしく見る →
角膜潰瘍
気づきのサイン黒目の表面に傷ができる病気。目が大きく前に出ているぶん、ぶつけやすいのです。目を痛がる、涙が増える、白目が赤い、黒目が白くにごる。急いで受診を
くわしく見る →
白内障
気づきのサイン目のレンズが白くにごる病気。中高齢で瞳が白っぽくなり、物につまずくようになります。遺伝することもあるので、目の定期チェックを受けておくと安心です
くわしく見る →
股関節形成不全/レッグ・カルベ・ペルテス病
気づきのサインどちらも後ろ足のつけ根の関節に起きるトラブル。子犬〜若いうちに足を引きずる、後ろ足をうまく使えない。小さい犬では、太ももの骨の先端に血が届かなくなるペルテス病にも気をつけてください
くわしく見る →
麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと鼻が短く、麻酔でのどや鼻の空気の通り道がふさがりやすいため、手術のあとも呼吸と体温の管理が要ります。キアリ様奇形がある子は神経の検査も要るので、麻酔の予定は早めに伝えてください。

※下にあげるのは、グリフォン群(ブリュッセル/ベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソン)に共通して知られる傾向です。診断ではなく、病院へ行くかどうかの判断材料として読んでください。 このサイトの疾患ページは未作成ですが、この犬種群では次のような傾向も知られています。頭が大きく出産が難しい(帝王切開になりやすい)、生まれつき口の中の天井に割れ目がある(口蓋裂)、余分なまつげが生えて目に当たる。いずれも断定ではありません。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

飼い主が大好きで離れたがらない、用心深く敏感な犬。気づいたことを声で知らせようとする子が多く、家族にべったり甘えたがる傾向があります。

暮らしの中では、歯みがきの習慣づけ・夏の暑さ対策・冬の寒さ対策に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、よく声を出すことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 歯みがきの習慣づけ
  • 夏の暑さ対策
  • 冬の寒さ対策

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性3
犬同士の相性3
ほかの動物との相性3
人なつこさ2
活発さ3
吠えやすさ4
しつけやすさ3
初めての飼い主向き3

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ3
暑さへの強さ2
寒さへの強さ2
サロン依存度1
デンタルケア優先度4
集合住宅への適性4
留守番への耐性2
運動量の目安2
運動のタイプ
散歩と室内遊びが中心。鼻先が短いので、暑い日やはげしい運動は避けてください。短い遊びをこまめにはさむと満足します
お手入れ
短毛なので毎日の手入れは簡単。週1回のブラッシングで抜け毛をとれば足ります。顔のしわと、大きな目のまわりの汚れはふきとってください。白目が赤い、目をこするといった変化にも早く気づけます
トリミング
不要(短毛なので、カットも古い毛を抜く作業も要りません)

解説

プチ・ブラバンソン

沿革

ブリュッセル・グリフォンベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソンの3犬種は、何世紀も前からブリュッセル周辺にいた「Smousje(スムージェ)」という、小型でごわごわした毛の犬を共通の祖先に持ちます。19世紀に、ルビー色のキング・チャールズ・スパニエルパグの血を入れて、いまの姿へ改良されました(JKC沿革より要約)。3犬種のちがいは毛と毛色だけ。プチ・ブラバンソンは、このうち短毛(スムース)のタイプです。名前の「プチ(小さい)/ブラバンソン(ブラバント地方)」が、ベルギー生まれの小さな犬であることを表しています。

一般外貌

小さな伴侶犬で、体はほぼ正方形。小づくりでもがっしりしていて、誇らしげで注意深い顔つきをしています(JKC標準)。鼻先が短く、目は大きくまるい。人の顔のような表情が、このグループの象徴です。プチ・ブラバンソンの最大の特徴は毛が短いこと。毛色はグリフォンと同じ色が認められていて、顔には濃い色のマスクが入ります。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「バランスの取れた小型の犬である。注意深く、誇り高く、飼い主に対してたいへん愛情深い。警戒心が強い。臆病でもなければ、攻撃的でもない」(出典: JKCプチ・ブラバンソンページ 2026-07-14確認)。 飼い主にべったりの、愛情深い犬です。留守番が長いと寂しがります。

用心深く、知らない人や物音に反応して吠えることも。小さくても番犬の気があります。

物わかりはいいのですが、プライドが高く繊細です。叱るより、おだやかに同じルールで教えていくほうが伝わります。日本ではまだ数の少ない犬種です。

ケアのポイント

毛が短いので、手入れそのものは簡単です。いちばん気を配りたいのは熱。蒸し暑い日とはげしい運動は避けて、呼吸が苦しそうなら涼しい場所で休ませてください。

大きな目は傷つきやすく、乾きにも弱いです。顔まわりを清潔にして、目のようすを毎日見ておきましょう。

体が小さく鼻先も短いので、歯がぎゅうぎゅうに並んでいます。歯みがきの優先度はかなり高めです。

飼い主から離れたがらない性格なので、留守番が苦手になりがち。少しずつ時間をのばして練習しておいてください。

出典

3

  1. 01小型の番犬及びコンパニオン
    出典サイト ↗
  2. 02pmc.ncbi.nlm.nih.gov
    出典サイト ↗
  3. 03飼い主にたいへん愛情深い

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。