実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
使役犬 / 大型
ボクサー
Boxer
番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
53–63cm
- 体重
- 25–30kg 雄約30以上(体高約60cm時) / 雌約25(体高約56cm時)(JKC標準)
- 寿命の目安
- 10–12年 個体差があります
- 運動量
- 120分/日 以上/日目安
- 被毛
- 短毛 (なめらかで体にぴったり張りついた、一層だけの毛)
公認毛色 フォーン・ブリンドル
この犬種の食事の要点
よく動く犬なので、運動量に合わせてカロリーを決めてください。胸が深い体型なので、早食いと食後すぐの運動は避けましょう。
胃がねじれると命に関わります。鼻先が短いぶん、がっついて空気まで飲みこみやすいのも同じ理由で気をつけたい点です。がんが多い犬種で、食事の中身に関心を持つ飼い主が多いのもこの犬種の特徴
- 胸が深く、胃がねじれるトラブルが起きやすい
- 鼻先が短く、早食いで空気も飲みこみやすい
- 運動量に合わないカロリー設定
- おとなになってからの体重オーバー
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張捻転(GDV)
このほか、ボクサー心筋症(ARVC・不整脈原性右室心筋症。突然死や失神の原因になることがあります)、大動脈弁下狭窄(SAS)、脳の腫瘍(グリオーマ)、歯ぐきが盛り上がる歯肉増殖などが、この犬種でよく語られます(どちらもこのサイトの疾患ページは未作成)。ARVCについては、海外では年1回のホルター心電図などで調べることがすすめられています。
遺伝子検査で調べられるもの変性性脊髄症(DM/SOD1)の遺伝子検査(一般値)/ボクサー心筋症(ARVC・striatin変異)の遺伝子検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
大人になっても遊び好きで、人が大好きな元気いっぱいの犬。家族にべったり甘えたがる子が多く、教えたことをよく覚える傾向があります。
暮らしの中では、毎日たっぷり体を動かす時間・夏の暑さ対策・冬の寒さ対策に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 毎日たっぷり体を動かす時間
- 夏の暑さ対策
- 冬の寒さ対策
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走る、跳ぶ、じゃれて遊ぶ。とにかく活発です。しつけの練習やクイズのように頭を使う遊びも喜びます
- お手入れ
- カットは不要。短毛ですが一年を通してまんべんなく抜けるので、ラバーブラシを週1〜2回かけてください。そのついでに顔のしわの間、目、垂れた耳の中をのぞく習慣をつけましょう
- トリミング
- 不要
解説
ボクサー
沿革
ドイツで生まれた犬種で、直接の祖先はブラバント地方の「ブレンバイサー(Brabant Bullenbeisser)」だとされています。おもに猟師が飼っていた犬で、猟犬が追いつめた獲物を、猟師がしとめるまで押さえておく仕事をしていました。この仕事に向いた犬を選んで繁殖していくうちに、幅の広い鼻先と、上を向いた鼻を持つ犬ができあがります(JKC沿革より要約)。
一般外貌
JKCの表記では中型。なめらかな短毛で、横から見ると正方形に近い、引き締まった体つきをしています。骨は丈夫で、筋肉はかたく発達し、歩き方は快活で力強い(JKC標準)。頭は短くて幅広く、下あごがやや前に出ていて(アンダーショット)、鼻は上を向いています。
公認されている毛色はフォーンとブリンドルの2つ。どちらも口のまわりが黒く(ブラック・マスク)、白い斑が入ることもあります。日本では耳もしっぽも切らない自然な姿が一般的です(耳やしっぽを切ることの是非は意見が分かれるところです)。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「勇敢で、自信に満ち、穏やかで、安定している」。加えて「要求が少なく、きれい好きで、ガード・ドッグ、コンパニオン及びワーキング・ドッグであるのと同じ位、愉快で、愛される家族の一員である」(出典: JKCボクサーページ 2026-07-14確認)。 飼い主にまっすぐ尽くす犬で、しつけも入りやすいとされます。おとなになっても遊びたい気持ちが消えず、とにかく活発。ロイヤルカナンは1日2時間以上の運動をすすめています。
子どもと仲よくできる家庭犬として知られていますが、興奮したときに跳ねる力がかなり強い犬です。小さな子と一緒に過ごすときは、大人がそばで見ていてください。人が大好きなぶん、長い留守番は苦手な子が多めです。
ケアのポイント
まずは運動です。1日120分以上動かし、それに加えて頭を使う遊びやしつけの練習で、有り余る力を出しきらせてください。
鼻先が短いので、暑さと興奮に弱い犬です。夏場と運動中の熱中症対策は、命に関わります。
毛は短く、サロンに通う必要はほとんどありません。ただし目のトラブルが多い犬種です。目をしょぼつかせていたら早めに受診を。顔のしわの間と垂れ耳の中も、毎日のチェックに入れておきましょう。
胸が深いので、胃がねじれたときのサインは飼い主が覚えておいてください。おなかが張る、吐きたそうなのに何も出ない。この2つです。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。