犬猫小町(準備中)
PLATE 15 · 1G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

牧羊犬・牧畜犬 / 大型

ベルジアン・シェパード・ドッグ

Belgian Shepherd Dog

FCINo.15グループ1G 牧羊犬・牧畜犬原産ベルギー更新2026.07.14

羊や牛の群れをまとめ、見守る仕事をしてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

58–62cm

020406080cm
体重
20–30kg
雄約25-30 / 雌約20-25(一般値・犬種標準に体重の決まりなし)
寿命の目安
12–14
個体差があります
運動量
90–120分/日
以上/日+作業・訓練必須
被毛
タイプによって違います
(グローネンダール/タービュレン=長毛の二層、マリノア=短毛、ラケノア=針金のようなかたい毛)

公認毛色 グローネンダール=ブラック単色・タービュレン=フォーンにブラック・オーバーレイ+ブラック・マスク・マリノア=フォーンにブラック・オーバーレイ+ブラック・マスク・ラケノア=フォーンで僅かなブラック・オーバーレイ(主にマズルと尾)

この犬種の食事の要点

とてもよく動く犬なので、その日の運動量に見合ったカロリーが要ります。胸が深い体型で、胃がふくらんでねじれるトラブル(GDV)が起こりやすい犬種です。

1日の量を数回に分けて与えること、食べたあとすぐに激しく走らせないこと。この2つを守ってください

  • 胃がねじれる(胸が深い大型犬のため)
  • 運動量に対してカロリーが足りない・多すぎる
  • 訓練のごほうびで積み上がるカロリー
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張捻転(GDV)
気づきのサイン胃が大きくふくらんでねじれる、命に関わる緊急のトラブル。胸が深い体型の犬に起こりやすい病気です。おなかがぱんぱんに張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわして落ち着かない——迷わず救急へ
股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気。体が大きくよく動く犬なので、関節への負担も大きめです。育ちざかりに歩き方がぎこちない、立ち上がるのに時間がかかる——このあたりが最初のサインです
くわしく見る →
肘関節形成不全
気づきのサイン前足のひじの関節がうまく育たない病気。若いうちから前足をかばって歩いたり、運動のあとに痛がったりします
くわしく見る →
特発性てんかん
気づきのサイン生まれつきのなりやすさがあるとされます(とくにタービュレンとグローネンダール)。前ぶれなく全身がけいれんし、意識がなくなります。そのときの様子をスマホで撮っておくと、診断の助けになります
くわしく見る →
進行性網膜萎縮(PRA)
気づきのサイン目の奥にある網膜が衰えていく病気。夜に見えにくくなるところから進みます。prcd-PRAという遺伝子検査を受けられます(一般値)
くわしく見る →
フォン・ヴィレブランド病
気づきのサイン血が止まりにくくなる遺伝性の病気。抜歯や去勢などの前に、血の止まりにくい体質かどうかを調べておいてください
くわしく見る →
変性性脊髄症(DM)
気づきのサイン中年以降に、後ろ足のふらつきから始まってゆっくり進む神経の病気。SOD1という遺伝子検査でなりやすさを調べられます(一般値)
くわしく見る →
白内障
気づきのサインこの犬種で報告のある病気です。サインと受診の目安は疾患ページに書いています
くわしく見る →
甲状腺機能低下症
気づきのサインこの犬種で報告のある病気です。サインと受診の目安は疾患ページに書いています
くわしく見る →
胃拡張捻転症候群
気づきのサインこの犬種で報告のある病気です。サインと受診の目安は疾患ページに書いています
くわしく見る →

胃にできるがん(胃腺癌)が、タービュレンとグローネンダールでやや多いという報告もあります。吐くのが続く、食欲が落ちる、体重が減る。こうしたときはくわしく調べてもらってください(このサイトの疾患ページは未作成)。

遺伝子検査で調べられるものprcd-PRA(進行性網膜萎縮)の遺伝子検査(一般値)/DM(変性性脊髄症/SOD1)の遺伝子検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

いつでも動く準備ができている、賢くて働きたがりの犬。体を動かしたい気持ちがとても強い子が多く、家族のそばにいたがる傾向があります。

暮らしの中では、毎日たっぷり体を動かす時間・こまめなブラッシング・夏の暑さ対策に手をかける時間が長くなります。

毎日の運動量が多いことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 毎日たっぷり体を動かす時間
  • こまめなブラッシング
  • 夏の暑さ対策

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性3
ほかの動物との相性2
人なつこさ2
活発さ5
吠えやすさ3
しつけやすさ5
初めての飼い主向き1

暮らしの負荷

抜け毛の多さ4
太りやすさ2
暑さへの強さ2
寒さへの強さ4
サロン依存度2
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性2
留守番への耐性2
運動量の目安5
運動のタイプ
走る、番をする、頭を使う(訓練・においさがし)。アジリティなどの競技にもよく向きます
お手入れ
タイプで大きく変わります。長毛のグローネンダール・タービュレンは週に数回、毛の生えかわる時期は毎日ブラッシング。短毛のマリノアは週1回で足ります。針金のようにかたい毛のラケノアだけは、手入れの仕方が独特です
トリミング
不要(ただしラケノアのかたい毛は手入れの仕方が独特です)

解説

ベルジアン・シェパード・ドッグ

沿革

1800年代の終わりごろ、ベルギーには毛のタイプがばらばらな牧羊犬たちがいました。犬好きの人たちがA・Reul博士に指導を仰ぎ、1891年9月29日にブリュッセルでベルジアン・シェパード・ドッグ・クラブが誕生。同じ年の11月15日には117頭を集めて、調査と繁殖が始まります。1892年に最初のくわしい犬種標準ができ、毛のタイプ3種類が認められました。1901年にはベルギーのケネルクラブの血統登録簿に載ることが許され、1910年ごろには姿も性格も今の形に固まります(JKC沿革より要約)。いまは警察犬・軍用犬として世界中で活躍しており、とくにマリノアがよく知られています。

一般外貌

JKC標準:「中庸な犬で、プロポーションの調和が取れ、上品さと力強さを兼ね備え、中型で、筋肉は引き締まり」。体高と体長がほぼ同じ、四角い体つきです。外での暮らしに耐えられる犬。毛はタイプによって大きく違い、グローネンダール(長毛の黒一色)・タービュレン(長毛の淡い茶色に黒いマスク)・マリノア(短毛の淡い茶色に黒いマスク)・ラケノア(針金のようにかたい毛の淡い茶色)の4つに分かれます。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「注意深く、活動的な犬である。又、活力に満ち、常に次の行動に移る用意ができている」。番犬としての高い質を備え、主人を「頑強に熱心に護衛する」(出典: JKCベルジアン・シェパード・ドッグページ 2026-07-14確認)。 覚えの速さは全犬種でもトップクラス。警察犬や、IGP・アジリティといった競技の常連です。

そのぶん、必要な運動量と「働きたい」という気持ちがとても強い犬。退屈させたり運動を減らしたりすると、そのまま困った行動になって出てきます。知らない人には警戒し、家族や家を守ろうとする気持ちも強め。子犬のうちからいろいろな人・犬・場所に慣らすこと(社会化)と、ぶれないしつけが前提になります。初めての1頭には向きません。犬に慣れた人、体を動かすのが好きな家庭向きです。

ケアのポイント

この犬にいちばん必要なのは、たっぷりの運動と頭を使う時間です。1日90〜120分以上の運動に加えて、訓練やにおいさがしを毎日の中に組み込んでください。

毛の手入れはタイプ次第。長毛は週に数回、毛の生えかわる時期は毎日ブラッシング。針金のようにかたい毛のラケノアは、手入れの仕方が独特です。

胸が深い体型なので、早食いをさせない、食後はしばらく静かに過ごす。この2つで胃がねじれるリスクを下げられます。

感受性が高く、こわい経験をすぐ覚えてしまう犬でもあります。病院やサロンでこわがらせない扱いをしてもらうことが、長い目で見るといちばんの近道です。

出典

1

  1. 01元来シープドッグ…今日はワーキング・ドッグ(護衛・防衛等)並びにサービス・ドッグ
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。