実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
愛玩犬 / 超小型〜小型
ペキニーズ
Pekingese
仕事よりも、人のそばにいることを役目にしてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
15–23cm
- 体重
- 3–5.5kg 理想体重 雄5kg以下・雌5.4kg以下(JKC犬種標準)。実際はおよそ3-5.5
- 寿命の目安
- 13–15年 平均 13.1歳(アニコム家庭どうぶつ白書2024・2022年度)
- 運動量
- 20–30分/日 暑熱時の運動は避ける
- 被毛
- 長い毛の二層構造 長めの上毛の下に厚い下毛があり、首まわりはライオンのたてがみのように広がります(犬種標準は毛が「多すぎない」ことを求めています)
公認毛色 アルビノとレバーを除く全ての色とマーキング(JKC標準)
この犬種の食事の要点
鼻先が平たいので粒を拾いにくく、食べこぼしやすい犬です。運動量も少ないので太ります。
口ではさみやすい形の粒を選び、量はきっちり量ってください。消化のよいたんぱく質と、室内で暮らす犬に合った食物繊維の量も見ておきたいところ。歯ぐきのケアも毎日の仕事になります
- 太りすぎ(運動量が少ないため)
- 歯ぐきのトラブル
- 鼻先が平たくて粒を拾いにくい・こぼす
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
熱中症
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
小さくても物おじせず、自分のペースを大事にする犬。自分で判断して動きたがる子が多く、べたべた甘えるより自分の距離感を大切にする傾向があります。
暮らしの中では、夏の室温と散歩時間の管理・歯みがきの習慣づけに手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、指示より自分の判断を優先しやすいことと暑さや寒さに弱いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 夏の室温と散歩時間の管理
- 歯みがきの習慣づけ
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 短い散歩と、室内での遊びが中心。はげしい運動は好みません
- お手入れ
- ブラッシングは毎日。顔のしわの内側と目のまわりは、毎日ふいてあげてください
- トリミング
- 不要(全身のカットは要りません。おしり回りなどの部分カットはお好みで)
解説
ペキニーズ
沿革
ラサ・アプソを祖先とし、ダライ・ラマから中国の皇帝への贈り物として伝わったとされます。宮廷では「獅子狗(ライオン犬)」と呼ばれ、大事に飼われました。1860年のアヘン戦争のとき、イギリスの士官が西太后の愛犬を持ち帰り、ヨーロッパへ紹介します。ヴィクトリア女王が可愛がり、1893年のドッグショーに出たことで、一気に人気の犬種になりました(JKC沿革より要約)。
一般外貌
ライオンのたてがみのような飾り毛、平たい鼻先、大きな目。体は小さいのに骨は太く、前足はやや弓なりに曲がっていて、体を左右に揺らして歩きます(ローリング歩様)。JKC標準は毛について「多すぎない」ことを求めています。毛が多すぎるのは、この犬の健康にとって望ましくないという考え方です。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「怖いもの知らずで、忠実で、超然としているが、臆病であったり、攻撃的ではない」(出典: JKCペキニーズページ 2026-07-10確認)。 猫のようにマイペースで、自分の時間を大事にする犬です。かまわれすぎるのは好みません。
運動の必要量は全犬種でも最も少ない部類で、集合住宅にはよく向きます。そのかわり頑固で、しつけにも毛の手入れにも根気がいります。留守番は得意なほうです。
ケアのポイント
毎日やることは2つ。ブラッシングと、顔のしわ・目のまわりのふき取りです。
夏は命に関わります。冷房を切らさず、散歩は朝晩の涼しい時間に短く済ませてください。
首輪ではなくハーネスを。首が締まると、呼吸にも目にも負担がかかります。
そして太らせないこと。体重が増えると、そのぶん息が苦しくなり、腰にも響きます。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。