犬猫小町(準備中)

変形性関節症

Osteoarthritis / Degenerative Joint Disease (DJD) 対象: 犬・猫 分類: 運動器 最終更新: 2026-08-13

食事との関係

体重管理が負担の軽減に直結する。関節ケアの栄養設計も併用される

家で気づけるサイン

  • 動き出しがぎこちない(寝起き・寒い日に目立つ)
  • 階段や段差をいやがる
  • 散歩に行きたがらない・途中で止まる
  • 猫では高いところに登らなくなる・毛づくろいが減る
  • 触ると嫌がる場所がある

受診の目安

早めに受診(動きの変化が続くとき)。急に足をつけなくなった場合は当日受診

年齢の傾向

加齢とともに増える。背景に関節の形の問題がある場合は若いうちから始まることがある

なりやすいとされる犬種・猫種

詳しい解説

変形性関節症

関節の軟骨がすり減り、動かすと痛みが出るようになる状態です。 加齢で進むほか、股関節形成不全前十字靭帯断裂肘関節形成不全といった関節の問題を背景に起こります。

飼い主が気づける徴候

「痛がる」よりも「しなくなる」で気づくことが多い病気です。

  • 寝起きや寒い日に、動き出しがぎこちない
  • 階段や段差をいやがる、ソファに飛び乗らなくなる
  • 散歩に行きたがらない、途中で座り込む
  • 猫は高いところに登らなくなる、毛づくろいが減る、トイレのふちをまたげない

猫は痛みを隠すため、犬より気づきにくいとされます。 「年だから」で片づけられていることがあります。

受診目安

動きの変化が続くときは早めに受診してください。 急に足をつけなくなった場合は当日の受診が必要です。

食事の考え方

体重の管理が、いちばん直接に効きます。

この節は、獣医師が食事を選ぶときに何を見ているかを説明するものです。銘柄をすすめるものでも、自己判断で始めてよいという意味でもありません。 実際に何を、どれだけ与えるかは、その子の検査結果をもとに獣医師が決めます。

軽症の場合や手術の対象にならない場合、体重を減らすこと・活動を調整すること・ 硬い地面での運動を制限することが有効とされています。

何を なぜ見るか
カロリー 適正体重を保つことが関節にかかる負担を最も左右します
オメガ3脂肪酸(EPA [[fish-oil\
**[[glucosamine\ グルコサミン]]・[[chondroitin\

痛みで動かなくなると太りやすくなり、太ると関節の負担が増える、という循環に入ります。 減量と運動の調整はセットで考えます。 どこまで動かしてよいかは獣医師と決めてください。

大型犬の成長期では、急に大きくしないことが関わります。 カロリーとカルシウムの与えすぎが関節の育ち方に影響するとされるため、 子犬のうちの給与量は相談して決めます。

食事療法食(療法食)そのものの位置づけは 療法食、袋の読み方は 表示の読み方 にまとめています。

費用の目安

変形性関節症にかかるお金は、症状の重さ・通う回数・住んでいる地域・その病院の料金設定で変わります。 ここに出すのは見積もりではなく、公表されている調査から拾った幅です。 自分の家の場合にいくらになるかは、かかりつけの病院で聞くのが確実です。

実際に支払われた金額から

対象何の金額か金額値の種類もとの表
全診療・ラブラドール・レトリーバー45頭の記録・少なく相場とは言えません1年間にかかった総額67,600円平均p.36 図表2-2-50(ラブラドール・レトリーバー)
全診療・ラブラドール・レトリーバー45頭の記録・少なく相場とは言えません1年間にかかった総額31,609円まんなかの値p.36 図表2-2-50(ラブラドール・レトリーバー)
全診療・シェットランド・シープドッグ23頭の記録・少なく相場とは言えません1年間にかかった総額47,638円平均p.44 図表2-2-74(シェットランド・シープドッグ)
全診療・シェットランド・シープドッグ23頭の記録・少なく相場とは言えません1年間にかかった総額30,905円まんなかの値p.44 図表2-2-74(シェットランド・シープドッグ)

出典: アニコム家庭どうぶつ白書2025

いつのデータか: もとの資料に、いつからいつまでを数えたかの記載がありません

読むときの注意: 保険に入っている家庭の記録です。窓口でその場で精算できるぶん受診しやすく、入っていない家庭より金額が高めに出ることがあります。契約できる年齢に上限があるため、高齢になってから迎えた子は含まれにくくなっています

この数字の読み方

金額はどれも過去の調査をまとめたもので、いまの料金や、目の前の子にかかる額とは違います。 税込みか税別かも調査によって扱いが違います。

病院ごとに料金は自由に決められるため、同じ処置でも差が出ます。 気になるときは、受診の前に電話で聞いても構いません。金額を先に確認するのは失礼なことではありません。

獣医師に相談するための質問リスト

そのまま診察に持って行けるように整理しました。答えは診察でしか決まりません。

  1. いま与えているフードは、変形性関節症と診断された今の状態に合っていますか?
  2. 食事の内容や与え方について、いま変えたほうがよい点はありますか?(種類・量・回数・水分の取り方)
  3. おやつやトッピングは続けてよいですか?避けたほうがよいものはありますか?
  4. 家で見ておくべきサインはどれですか?(気づいた変化: 動き出しがぎこちない(寝起き・寒い日に目立つ)/階段や段差をいやがる など)
  5. 次の受診や再検査はいつ頃がよいですか?その間に悪化を示すサインはどれですか?
  6. 今後の健診や定期検査で、確認しておくとよい項目はありますか?
  7. 食事以外に、家でできる工夫(環境・運動・体重)はありますか?

出典(1件)

このページは受診の判断を支える一般情報であり、診断や個別の助言ではありません。 症状や食事の方針は、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。

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