実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
鳥猟犬(レトリーバー等) / 大型
ラブラドール・レトリーバー
Labrador Retriever
撃ち落とした鳥を回収したり、水に入って手伝ってきた犬のグループです
体高 / JKC標準
54–57cm
- 体重
- 25–36kg 雄約30-36 / 雌約25-32(ロイヤルカナンの一般値。JKC標準に体重の決まりはありません)
- 寿命の目安
- 11–14年 平均 12.7歳(アニコム家庭どうぶつ白書2024・2022年度)
- 運動量
- 60–120分/日
- 被毛
- 短毛の二層 上の毛は短く密で、その下の下毛が水をはじきます。雨や寒さに強い毛並みです
公認毛色 ブラック・イエロー(ライトクリーム〜フォックスレッド)・レバー/チョコレート
この犬種の食事の要点
全犬種の中でも、とりわけよく食べる犬です。太りやすい傾向はロイヤルカナンの公式情報にも書かれています。
この犬種の体重管理は、飼い主の覚悟にかかっていると言っていいくらい。フードは目分量でなく量って与え、おやつのカロリーも1日の合計に入れてください。体が重くなるほど関節への負担も増えます
- とにかくよく食べる→太りやすい
- 早食い・落ちているものを飲み込む
- 体重オーバーで関節に負担
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
遺伝子検査で調べられるもの進行性網膜萎縮(prcd-PRA)の遺伝子検査(一般値)/運動誘発性虚脱(EIC・激しい運動のあとに力が抜けて倒れる病気)の遺伝子検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
人が大好きで教えたことをよく覚える、食欲旺盛な犬。家族にも来客にも人なつこい子が多く、あまり吠えない傾向があります。
暮らしの中では、毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・食事の量と体型のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いことと抜け毛がとても多いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
- 食事の量と体型のこまめな確認
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 泳ぐ、投げたものを取ってくる、走る。もともと水の中で働く犬でした。頭を使う課題も好みます
- お手入れ
- カットは不要です。ブラッシングは週1回以上、生えかわりの時期はもっとこまめに。たれ耳なので、耳の中も定期的にのぞいてください
- トリミング
- 不要
解説
ラブラドール・レトリーバー
沿革
生まれはカナダのニューファンドランド島の沿岸。漁師たちが、網から逃げた魚や浮きを回収するために使っていた犬がもとになりました。水の中での働きぶりと、水をはじく毛。この2つを見込まれてイギリスへ渡り、撃ち落とした鳥を回収する猟犬として形が定まります。1916年には専門のクラブができました(JKC沿革より要約)。いまでは盲導犬・介助犬といえばこの犬種、というほど世界中で親しまれています。
一般外貌
がっしりとした体つきの大型犬です。毛は短く密で、雨や寒さに強い二層構造。しっぽは付け根が太く先に向かって細くなり、その形から「カワウソの尾」と呼ばれます(JKC標準)。耳はたれ耳。公認されている毛色は黒、イエロー(薄いクリームから濃い赤茶まで幅があります)、レバー/チョコレートの3系統で、胸に小さな白い斑が入るのは認められています。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「気立てが良く、たいへん聡明である。嗅覚は優れており、ソフトマウスで、水をたいへん好む。適応性があり、献身的な伴侶である。理解力があり、鋭敏で、柔順で、人に喜ばれるのを好む。生まれつき優しく、攻撃的でもなければ、過度にシャイでもない」(出典: JKCラブラドール・レトリーバーページ 2026-07-10確認)。
教えたことを覚える力は全犬種でもトップクラス。盲導犬や介助犬にこの犬種が選ばれるのには理由があります。
ただし、家庭で飼うとなると話は別の面も出てきます。必要な運動量は相当なもので、若いうちは力もあり余っています。退屈させると家具やスリッパが犠牲になります。そして人が大好きなぶん、長い留守番はこたえます。おだやかな成犬の姿だけを見て決めないでください。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。